Auto Salon

東京オートサロン

東京オートサロンに出展するカスタムカーの多くにも、リサイクル部品が活躍しています。

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マニラ・オートサロン2009

氏名 : 郷古 実
訪問国 : フィリピン共和国
目的 : マニラ・オートサロン2009への参加
期間 : 平成21年11月26日(木)〜平成21年11月29日(日)
主催 : トレード・ショー・インターナショナル

はじめに


フィリピンの首都マニラにおいて自動車アフターマーケットショーやフィリピン自動車工業会のモーターショーなど、自動車に関わるイベントを20年近く催しているトレード・ショー・インターナショナルは、近年の著しい自動車アフターマーケット業界のグローバル化に伴いマニラオートサロン(MAS)と称した自動車アフターマーケットショーを2007年から開催している。

当JARA会員、SPN社も後援するこのマニラオートサロンは、2007年の第1回目から主催者の予想を超えて多くの出展者や来場者で会場は賑わい、第3回目となる今回は2009年の11月26日(木)から11月29日(日)の4日間、昨年同様にアジア最大のショッピングモール「モール・オブ・アジア」に隣接するイベントホール「SMX」にて開催された。当方はこのイベントのハイライトであるフィリピンの自動車ファンを楽しませるドレスアップカー・コンテストの審査委員長、並びに自動車リサイクルに関わるセミナー講師をとして招かれた。

マニラオートサロン

マニラオートサロンの会場「SMX」は、白を基調とした2階建ての広いイベントホールで、右方にアジア最大のショッピングモール「モール・オブ・アジア」、左方は歴史あるカトリック教会カテドラル、前方には子供達がアトラクションを楽しめるテーマパーク、そして後方には常夏の海がきらめくマニラ湾と、週末に人が集まる場所としては絶好のロケーションに位置する。

建物のエントランス正面では、日本とも関係の深い第二次世界大戦時の米国ジェネラル、故ダグラス・マッカーサーの公用車であった堂々たる、レストアーされたキャデラック・リムジンが来場者を出迎え、来場者を会場内へと足を運ばせる。MASの入場は、朝10時から夜9時と長時間のため隣接するショッピングモールでの買物や食事を楽しむ家族やカップルなどが途切れずに会場を訪れ、4日間の開催中に3万人程の来場者で会場は賑わった。ちなみに入場料は60ペソ(約150円)と安価であるが、100社を超える出展社の出展料はほぼ日本と同額である。

今回のマニラオートサロンは今や東南アジア最大のアフターマーケットショーとして国際的にも認知され、出展社はフィリピン企業ばかりでなく台湾や中国、タイ、インド、中東、日本などの企業が展示ブースを構えていた。また、屋外では音楽好きのフィリピンの若者達の間で人気のIASCA(国際オーディオ・サウンド・チューニング協会)によるオーディオ審査会も催されるなど、常夏のフィリピンでも比較的過ごしやすい11月の気候と相まって屋外のイベントも多くの来場者で賑わった。

会場の展示車両は、アジア最大、そして世界でも有数の規模を誇る東京オートサロンを強く意識したアフターマーケットショーとして出展車両も現地のセレブリティーたちが所有するニスモ仕様のスカイラインGTRや最新型日産Z、欧州車ではF599や550マラネロ等のフェラーリやランボルギーニ・ガヤルド等のスーパーカーも展示された。その他にも変わらず人気のドリフトカーなど日本のアフターマーケット文化に強い影響を受けた多数のカスタマイズされた日本車が会場を埋め尽くした。

ドレスアップカー・コンテスト表彰式

展示会のプログラムで出展者が最も楽しみにしているのがイベント最終日に行われるドレスアップカー・コンテストである。このコンテストはスポーツカー、コンパクトカー、サブコンパクトカー、SUV、トラック、ドリフトカーや旧車までのオーディオや塗装(エアーブラシ、カスタムペイント、カラフルスッテカー他)、ボディーキット、エンジン・スープアップ等、30を超える様々なカテゴリーから受賞者が選考される。

あとがき

今回のマニラオートサロンで強く印象に残ったことは、日本経済が低迷し、アフターマーケット業界にも活気が見られない日本国内と違い、中国経済躍進の好影響からか、マニラオートサロンは昨年同様の活気であった。よって、高品質で高い知名度を持つ日本のアフターマーケット製品を求める声は相変わらず高く、東アジアや東南アジアのモータリゼーションが進む昨今、その名声と歩調を合わせた日本企業のアジアでの更なる躍進を期待するところである。

尚、フィリピンには、フィリピン国内の自動車アフターマーケット製品の品質向上や企業振興、そして日本をはじめ、諸外国の同業界との連携を歓迎するフィリピン自動車用品工業会、Philippine Automotive Aftermarket Industry Association(PAAIA)が組織されており、互いに歩調を合わせたグローバル市場の確立も期待するところである。

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