特定非営利活動法人 全日本自動車
リサイクル事業連合

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工場見学を企画・同行しました。(中国再生資源リサイクル協会廃自動車分会様)

6月、中国再資源リサイクル協会自動車分会 様から日本の自動車リサイクル工場を見学したいとの申し入れがありました。
それに応えるべく去る7月17日、19日の両日に下記3社様のご協力のもと工場見学を企画し、同行いたしました。


■7月17日(水)
見学先 : 株式会社イワマワークス様(静岡県富士市今井285-1)

参加者 : 中国再資源リサイクル協会自動車分会(8社) 15名
同行者 : NPO JARA専務理事 北島 宗尚、㈱JARA 渡辺 啓純 様
2階会議室にて岩間社長から会社概要の説明とQ&Aの時間が設けられ、車両の引き取り体制や引き取り台数の現状等々について丁寧な回答を頂きました。
会議室からは工場上部に向けて見学通路があり、各々覗くように業務の流れを見学、特にニブラでの自動車解体作業には深い関心を持っていました。
 
 
■7月19日(金)
【午前】
見学先 : 有限会社オートパーツ光伸様(兵庫県三田市東本庄296番地2)
 
参加者 : 中国広東省政府関連、中国再資源リサイクル協会自動車分会(8社) 総勢25名
同行者 : NPO JARA事務局 藤原 和子、㈱JARA 渡辺 啓純 様、通訳(秦 子豪 様)

横長一棟建て、天井クレーンが全体に設置された工場で、作業工程及び作業状況が一目瞭然でわかりました。
見学者のみなさんは三木次長の案内、説明に集中していました。
次々と入庫する車両を見て、「中国ではこのような良い車は入ってこない。ゴミみたいな車ばかり」と、嘆いていました。
2台のニブラの連携作業には興味津々。
 
 
【午後】
見学先 : ジャパンリビルト株式会社様(大阪府堺市小代532-2、高尾3-3302-2)
 

田中勝弘社長からの
「初めて自動車部品の再生業に着眼し、生業としてから苦節60年。同業他社との違いはパーツアイテム数の違いです。
じっくりと見学、質問を重ね、お土産をたくさん持って帰ってください。」というご挨拶が印象的でした。
 
また、コアの在庫確保では、受注=即納という「先出し商法」で顧客へのサービスに徹しているというそうです。
新品を上回る出来栄えの製品に目を見張りました。
 
 
自動車の保有台数世界ランキング2位の中国は廃車台数もピークを迎えつつあり、自動車リサイクルに向けた動きが活発化しています。
そんな中、今回訪れた中国広東省からの政府役人、解体業者にとって、日本の自動車解体業の工場、工程、重機、人員、リサイクルパーツ生産などを直に見聞きできたことで、予想以上の刺激と収穫を得られたようです。
 
別れ際の目の輝きと笑顔がそれらを伝えてくれた気がします。
私たちは、これからも国内にとどまらず、海外との情報交換を重ねより良い環境促進に努めて参ります。
 
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