特定非営利活動法人 全日本自動車
リサイクル事業連合

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「World Recycling Forum(WRF2016)」参加報告

アジア自動車環境フォーラム2016(AAEF2016)の参加報告と前後いたしますが、
平成28年11月15日(火)~18日(水)に中国マカオで開催された「2016 World Recycling Forum(WRF2016)」に郷古副理事長が参加されましたので、ご報告申し上げます。

 

日本の鎖国以前に長崎との交易で繁栄を極めた中国・マカオは、2016年4月に行われた自動車リサイクル国際会議IRT2016の開催地、マレーシア・マラッカ同様に東洋と西洋の文化が融合し、ノスタルジックな雰囲気を漂わせる世界遺産の街です。
また、マカオは自動車レース、マカオグランプリやギャンブルの街としても知られる香港から、車で1時間ほどに位置する人口密度が非常に高い街です。

 

当NPOも後援するこのWRF2016は、電子機器や家電製品などの廃棄物の総称、e-wasteと自動車リサイクルについての最新情報の紹介や、ビジネス交流の場として特にシュレッダー事業に重きを置いたICM AG(本拠地スイス)が運営する国際会議です。

マカオが狭い土地に過密な人口を擁していることは、ゴミ処理産業、特に固形廃棄物処分に対する対応が不可欠で「Macau環境保護計画2010-2020」が言及したように、マカオは、それらの電子機器および電気製品のゴミ処理を強化することを目指しています。

 

また、マカオは「マカオでの自動車排出ガス制御とe-waste汚染の技術と論証」のプロジェクトなども立ち上げ、自動車とe-waste汚染規制において注目に値する進展を見せています。

このWRF2016では、基調講演の他に各種セミナーや工場視察、展示ブース、そしてネットワーキングディナーと題した参加者の交流会も重要な要素であり、中国の企業や団体、中国・清華大学の学術経験者をはじめ、アジアや欧米から訪れる様々なリサイクル業界のリーダーたちが集いました。

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