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【レポート】 新たなモビリティ社会に寄り添う自動車アフターマーケット2026

こんにちは、
NPO JARA 事務局です。

   

 自動車アフターマーケット業界の牽引役として国内外から多くの出展者が集う「第23回国際オートアフターマーケットEXPO2026」が2026年2月12日(木) ~ 14日(土)に東京ビッグサイト(東7・8ホール)で開催されました。

     

   自動車の整備事業者や鈑金事業者、車体洗浄などのカーディテイリング、さらに老舗部品商や商社、自動車部品メーカーまで日本ばかりでなく中国や台湾、韓国、シンガポール、インド、イタリア、イギリス、ドイツ、スペインなどから過去最大規模となる約400社の自動車アフターマーケット業種のプロフェッショナルが集った国際オートアフターマーケットEXPO2026(以下、IAAE2026)には、自動車産業がグリーンイノベーションに移行する中でインターネットの情報だけでは得られない最新動向や技術・製品を肌で感じ体験しようと約1万7千人が来場者しました。

加えて、自動車アフターマーケット業種の特定技能人材の関係でインドネシアから政府機関の視察もありました。

       


 

 
   長年、国際オートアフターマーケットEXPOの出展業種は、ボディコーティング剤や防食処理、車体デントリペア、それらに付随した様々な工具や技術トレーニングビジネスなどのカーディテイリング事業、その他にペイントプロテクションフィルム(PPF)事業や水道水のミネラル分を除去して洗車効果を高める洗車サービスなどが多くを占めていました。
しかし昨今、自動車アフターマーケット業界の人材不足や高齢化の中で自動塗装ロボットや自動塗装調色、自動車体エーミングなどのAI技術の活用を積極的に進めて、ビジネスの効率化や省力化を促す技術や製品にも注目が集まっていました。

  

       

   その他にも、新品部品が手に入らないクラシックカーの部品復刻や特殊な少量生産の部品製作に威力を発揮する3Dプリンタの展示やEVの普及に伴い高電圧バッテリーを正しく取り扱うための診断や修理、バランシングの知識などEVバッテリーに関する展示、さらにスマホで車両ナンバープレートを撮影するだけで各車両の締め付けトルクを自動提示するトルクレンチなどの展示がありました。

  

  
 
 

   欧米ではEVの販売増加に伴いEVバッテリーからの火災事故の報告が多く、このようなEV(バッテリー)火災の懸念に対処する製品の一つに耐火ブランケットがあります。この耐火ブランケットはELVリサイクル機器、金属リサイクル機器の輸入・販売を手掛ける株式会社セダジャパン(東京都立川市)から事故などにより火災の危険性のあるEVの輸送・保管時の発火に備える特殊耐火素材を使用したEV安全ブランケットが販売されています。

今回のIAAE2026でも耐火温度2500℃という炭素系素材グラファイトの耐火ファイヤーブランケットがヨネ株式会社から展示紹介されました。
  


 

   耐火ブランケットは、EV火災時の水での消化による汚染水の発生や消火薬剤の使用に比べて環境負荷が少ない利点があり、またコンパクトな収納袋から出して耐火ブランケットを広げて覆うだけで瞬時に炎や煙、有害ガスをブランケット内部に閉じ込めることができます。
この耐火ブランケットは、消防やEV販売ディーラー、リチウムイオンバッテリーを扱う事業者、カーフェリー会社はもちろん、使用済みEVを扱う自動車リサイクル事業者にも必須アイテムになると思います。

   

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